建設業労災手続き※手遅れになる前に※

建設業労災手続きの方法と労災保険の必要性について解説

労災保険だけでは足りない場合もある?

建設業の現場では、どのような事故や怪我が起こるか誰にも予測できません。では、具体的にどのような事故や怪我起こっているのか?過去の事例をいくつか紹介させていただきたいと思います。

事例①
外壁周辺工事の最終チェック中に、足を滑らせて4階から地面に滑落する。
事例②
3日連続、徹夜で仕事を続け、仕事中に倒れ意識不明になり、そのまま亡くなる。
事例③
現場で火事が起こり、逃げようとした従業員が高さ3mとの塀から飛び降りて脊髄を骨折する。
事例④
現場でトラックと外壁に間に挟まれて、重体。
事例⑤
休みなしで朝から晩まで勤務したことにより過労死。同じようなケースで心臓麻痺で死亡したケースもあり。

このような命に関わる事故が起こってしまったときに、果たして労災保険だけで足りるのでしょうか?治療費の額によっては労災保険では足りなくなってしまうこともあるのです。労災保険だけでは足りなくなってしまい、治療費が払えなくなると、1番苦労するのは従業員の家族です。その時、建設会社が治療費を支払ってくれれば問題ないですが、それができない場合もあります。

そのようなリスクを回避するためには、労災保険だけでなく、それに上乗せするような別の保険をかけておくことをおすすめします。そもそも労災保険にかかる保険料は非常に割安になっているので、仮に上乗せの保険料をかけたところで、トータルの保険料を計算してみても、たいした額にはならないのです。それほど負担にならない保険料で、社員の安心を買うことができるなら、安い買い物だと思います。